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JNA SUPER LIVE

JNAスーパーライブ 第69弾 2018年9月3日(月)13:30〜16:30

松岡有紀


アジアネイルフェスティバルin大阪2018
総合グランドチャンピオンが魅せる!
ネイルケア&フレンチカラーリング!


2018年アジアネイルフェスティバル総合グランドチャンピオンに輝いた松岡有紀が、サロンワークにもコンペティション・試験対策にも活用できる、リペアをメインとしたネイルケア&フレンチカラーリングのテクニックの極意を披露いたします。

デモンストレーション内容
・ネイルケア10本のバランスの取り方とキューティクルの整え方の説明・デモンストレーション
・リペアの種類と方法についての説明・デモンストレーション(亀裂、長さ出し、幅出し…など)
・フレンチカラーリングの説明・デモンストレーション
・長さ出しと幅出しの2種類をサロンワーク、試験、コンペ、どの分野にも対応できるようにお伝えいたします。

コンテストに出場するにあたり研究したり勉強して身に付いていく知識や技術が、必ずサロンワークや各種試験にとても役に立つという事をお伝えしたいです。お客様、講師の方にとっては生徒さん達が喜んでくださったり、お客様やモデルさん達のお爪が変わっていく喜びを感じて頂けたら大変嬉しいです。

出 演:松岡有紀さん(アジアネイルフェスティバルイン大阪2018
全日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門 総合グランドチャンピオン)

ナビゲーター:仲宗根幸子さん

開催レポート

 第69弾のスーパーライブは、先頃行われたアジアネイルフェスティバルで全日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門、総合グランドチャンピオンに輝いた、松岡さんが早くも登場! 長年コンペティションに出場し続けるコンペティターである松岡さんは、勉強のためこのスーパーライブを何度も受講。今回初めてデモンストレーションをする側に立ち、「これまで惜しみなく知識・技術を披露してもらってきたので、私のデモも少しでも皆さんのお役に立てればという思いで臨みたい」と熱い気持ちを話しながら、ライブはスタートしました。

 今回、松岡さんが披露してくれたのは、「ネイルケアでのバランスの取り方」「リペアの種類とその方法」「フレンチカラーリング」。 ネイルケアでは、ラウンドを作るときのファイリングのコツを伝授してくれました。 ラウンドのシェイプは、上から見た際に長方形となるのが基本ですが、サイドが下がっている爪の場合は先端が膨らんで見えるので、正面から見たときに長方形になるように、地爪のCカーブを整えてから、ファイリングしているそうです。そして、地爪にファイルがけする際は、常に爪の同じ層を削るようにすることが、綺麗なラウンドを作るコツ。ファイルを持ち直したり、方向を変えたときにファイルの角度が変わらないように注意することがポイントだと実演を交えて解説しました。

 キューティクルクリーンでは、松岡さんは、キューティクルラインのコーナーをしっかり押し上げて、コーナーが決まってから、その幅に合わせて、さらにラウンドのフォルムを修正しているそうです。また、キューティクルラインの幅を広めに取って、キューティクルラインを明確にさせると、ネイル全体の存在感が出て見栄えが良くなるそうです。

 ケア後に披露してくれたのは、リペアの技術。 松岡さんは、コンペや試験前のリペアをアクリルでする場合、エッジ部分だけでなくストレスポイントより根本寄りにミクスチュアを乗せてオーバーレイ。そうする事で、ストレスポイントにピンチが入れられるようになり、Cカーブまで美しく仕上げることができるそうです。 また、特にコンペなどの場合「ケア」の競技であるため、むやみにリペアするのではなく、地爪を削るなどで対応できる場合は、地爪で完遂することが理想。リペアが必要な際は、なるべく薄くオーバーレイし、地爪らしさを残した方がより自然でよいのでは、という持論を展開しました。

 そして最後にフレンチカラーリングについて、松岡さんお手製の図解を用いて説明してくれました。 フレンチの部分は、全体の1/5ほど、3-4mmとなるのが理想ということで、そのモデルさんのお爪に合わせて、この比率を念頭にバランスを考えてからカラーリングに入るそうです。 最初のベースコートは、なるべく薄く均等になるように、ハケ圧をかけてムラにならないように塗布するのがポイント。ベースコートがきちんと乾いていないとその後、ベースカラーを塗布したときにムラになるので、ベースコートは薄塗りが基本とのこと。 ベースカラーの塗布は、ハケの角をキューティクルラインに沿わせて塗るようにし、修正は気づいたその時々に行うのが松岡さん流。ある程度塗り終わったときに修正すると、ポリッシュが乾ききっていない状態で、きれいに修正できないためです。 フレンチ部分のカラーリングは、全て塗布し終わってから。丁寧に全指を確認しながら修正を行うことで、表面を乾かす時間が生まれ、トップコートの塗布が失敗しにくくなるそうです。 そうして仕上げたネイルケア&フレンチカラーリングは、さすがチャンピオンとうなるような黄金比の作品に仕上がっていました。

 松岡さんは、15年ほど前からコンペティションに出場していましたが、長らく結果が出ず、初めてトロフィーをもらったのは、出場し始めてから11年も経過してからだったそうです。 その間、何度も悩み、やめようと思った事もあったそうですが、気付いたら日々の練習がサロンワークに役立っていて、練習を重ねたことで認定講師試験へのハードルも下がり、成果を出すことができたと語ります。認定講師になり、グランドチャンピオンになった今も、練習仲間や協力をしてくれるハンドモデルがいるから、さらに高みを目指して努力をすることができると語りました。11月に開催する世界選手権への出場も予定している松岡さん。より高いレベルでの選手権になりますが、前向きに挑戦していこうという姿勢が印象的でした。

 次回、第70弾は、2014年の東京ネイルエキスポのグランドチャンピオンでもある、太田直美さんによる、秋期JNEC検定1級直前の完全攻略ガイドと題して、受験対策としてはもちろん、教える側の視点も交えてデモンストレーションを行う予定です。受験予定の方はもちろん、受験生を指導する方にも必見の内容です。多数のご参加をお待ちしております。

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